これまでの経験から、お風呂のご要望は被災後１週間頃から増え始めます。

水道・電気は、10日前後に復旧しているケースが多く、通常は水道の水をお使いいただいております。

（万一の為にプールの水を濾過する簡易浄水器を備えておりますが、今までの所、使用した例はございません。）

ENCOURAGEシャワーシステムは、自動運転ができる設計になっているため、メダルさえ被災者に配布しておけば、管理する人がいなくても24時間フル稼働出来ます。

また、通常のシャワーとして使いたい時は、切り替えスイッチで、メダル無しでも稼働できます。

シャワー室の壁は断熱性の良い樹脂板を使用しています。

気密性もよく、新潟中越地震の際、使用された方から、シャワーがこんなに暖かいとは思わなかったというお声もいただいております。

一番安全で、少量でかさばらず保管や管理がしやすいためです。

また、灯油は家庭でも備蓄していることが多く、入手しやすいという利点もあります。

シャワーユニットの後部に、排水トラップが設けてあり、排水ホースが接続できます。

そこから排水を近くの汚水桝に流すか、近くに汚水桝が無い場合は、市販の塩ビ配管が接続できるので、延長工事を施して処理します。